木材加工販売（タモ、楢、桜）・天板販売は、卸価格の激安特価な木工-木材.comで！

ダオ　ニューギニアウォルナット

Posted at.2008/09/28

学名 Dracontomelon dao ウルシ科

主たる分布 フィリッピン、インドネシア、マレーシア

樹種解説 樹高３０〜４０ｍ。直径６０〜８０ｃｍ。大きなものは直径２ｍに達するものもある。円筒状の幹は枝下樹高10〜15mに達す。根張りが非常に発達しているのがこの木の特徴で、その樹高は2〜4mにおよぶ。アメリカではパルダオ（Paldao)として知られている。ダオのベニヤは欧州市場では、フランス・ウォールナットとして販売されている。熱帯アジアからニューギニア地域にかけて分布している。産地ではニューギニアウォルナツト呼ばれる。しかしクルミ料のブラックウォルナツトとは何の関係もなく、ややブラックウォルナツトに似たような縞があることだけである。木理は一般に交錯するが、ときには波状木理をもつ丸太もあり、とくに装色的な優れた効果を生み出す。肌目はウォルナットにきわめて近いが、比重は約10％高い。辺材は厚さ20〜30cm、灰色または淡褐色、心材は、かなり変動しており、黄褐色、赤褐色、灰黒色ないし黒、緑黒色の不規則な縞をもっている。木理比較的通直、肌理は適度に細かい。堅さと重さも中庸。乾燥で狂いが出やすいが、機械加工容易、くぎ打ちよく、仕上げや磨き上げは非常に高級である。単板製造にはロータリーカットでもスライスでもよく、仕上がり面は美しい。内部工作用には非常に耐久力あるが、地面に接しまたは外気にさらしては長持ちしない。用途はベニヤ材、家具およびあらゆるキャビネット材に用いられる。また羽目板、床板、下見板およびその他暗褐色の硬材を必要とする用途に使用される。根張りの部分からすぐれたテーブル板が伐材される。