○ゴヨウマツ
Posted at.2008/09/28
学名:Pinus parbiflora
マツ科
産地分布
本州中南部、四国、九州、対馬、さらに鬱陵島などに分布。樹高30メートルに達する。五葉松。キタゴヨウあるいはヒメコマツと呼ばれる変種が北海道、本北中部に分布。
木材の特徴
心材と辺材の境界はやや明かで、前者は淡黄赤色ないし淡紅色である。年輪は狭く、明かでない。肌目は精で、木理は通直。軸方向細胞間道(樹脂道)をもっている。しばしばヤニが材面ににじみ出ていて、汚れて見える。気乾密度は0.36〜0.56で、やや軽軟。軟らかで、切削加工性がよく、製品に狂いが出にくい。
一般的な用途
木型用材。和風の指物、建物、建築、彫刻。盆栽用に著名。現在では蓄積が少なくなり、ロシアからのベニマツ(チョウセンマツ)が、同じ用途に代替。