オウシュウトウヒ ホワイトウッド
Posted at.2008/09/29
学名:Picea abies マツ科
産地分布:欧州北部から中部にわたって分布。樹高50メートル、直径2メートルにも達する。欧州での代表的な造林樹種の一つ。北海道に植栽されている。
木材の特徴:心材と辺材の色調差はあまりなく、ほとんど白色。材面に光沢がある。年輪の移行は緩やか。軸方向細胞間道(樹脂道)があるが、顕著ではなく、注意すれば認められる。肌目は精、木理は通直。気乾密度は0.36〜0.43で、やや軽軟。乾燥は良好。加工容易。保存性は低い。
一般的な用途:音響性能が適するのでピアノの響板あるいはバイオリン用材として著名(とくにルーマニア産)、建築、建具、指物、室内フローリング、骨組み、木工、パルプ。近年欧州からの輸入が目立つようになり、ホワイトウッドの名前が市場で見聞きされる。