マンゴ
Posted at.2008/09/28
学名 Mangifera indica ウルシ科
主たる分布 インドシナ地域、フィリッピン、インドネシア、マレーシア
樹種解説
樹高40mを超える大木になる常緑高木。インド北部からミャンマーにかけての地域が原産地と推定されるが、現在では世界中で栽培される。4000年以上も前から栽培されていたと考えられ、1000を超す多くの栽培品種がある。マンゴスチン、チェリモヤとともに世界三大美果のひとつ。花序は数千個の小花からなる複総状花序。果実は曲玉(まがたま)状、球形に近いもの、細長いものなどさまざまな形のものがある。また松脂のような独特の香りをもつ。熟したものを生食するほか、未熟なものをピクルスなどの料理に用いる。また若い葉や花序も野菜的に利用されることがある。こんもりとした樹形は熱帯の公園樹や街路樹としても好まれる。また、ウルシ科植物のため、人によってはかぶれることもある。植物事典などでは「熱帯果実の王女と称される」とある。ちなみに「熱帯果実の女王」と一般的によばれるのはマンゴスチンの方。