アオハダ
Posted at.2008/09/29
学名:Ilex mecropoda
産地分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国などに分布。樹高15メートル、直径0.5メートルに達する。
木材の特徴:心材と辺材の色の差はほとんどない。ほとんど白色で、仕上げると象牙のような光沢が出る。板目面を注意して見ると、胡麻のような濃色の点が多数見られるが、それは放射組織で、この類の木材の特徴である。気乾密度は0.65〜0.77。肌目は精である。早材と晩材の差は少なく、木材は均質である。加工は容易で、狂いはすくない。
一般的な用途:大きい木材が採れないので、細工物に使われる。特徴的な白い色を活かして、寄木細工、象眼などに使われる。泥の中に埋めておくと青色に変色するので、それを寄木に使うこともある。器具材、ろくろ細工、こけしなど。樹皮からはとりもちも。葉が茶の代用。