タイヒ タイワンヒノキ
Posted at.2008/09/29
学名 Chamaecyparis formosensis ヒノキ科
主たる分布 中国、朝鮮半島
樹種解説 常緑大高木樹齢1000年をこすものもあり。樹高30〜40m、直径3mに達するものもある。台湾北部及び中部の1300〜2800mの高地に生育。ふつう純林をなしているが、低いところでは紅櫓などと混生している。蓄積は台湾では第3位とされている。日本に古くから輸入されており、耐久性と強さがあり、大きい材が必要な用途には需要がある。日本の天然のヒノキの代替材としての需要は根強いものがある。心辺材の区別は不明瞭であるが、心材は黄褐色。辺材は淡黄白色。木理通直で肌目は光沢があって香気がある。木材はやや重硬、硬さは中庸である。耐朽性や白蟻に対する抵抗性は高い。加工は容易で、仕上がり面は滑らがである。日本のヒノキとよく似た性質だが、より香が強く、樹脂も多く色も濃い。。抗菌作用があるヒノキチオールは、日本のヒノキではなく、タイワンヒノキに含まれている。発表時タイワンを付けなかったために、誤解が生じた。用途はタイヒ、日本産のヒノキと同様なものが多い。橋梁、建築、神杜仏閣、神社の鳥居、銭湯、家具、器具、彫刻、棺、鉛筆、建具、器具、棺、桶、樽、合板など。