ホワイトメランチ
Posted at.2008/09/28
学名 Shorea philippinensis フタバガキ科
主たる分布 フィリピン
樹種解説 通常樹高50〜60m。直径100〜150cm。枝下高20〜25m。ときに30mに及ぶものもある。幹は円筒状で、長さは20〜25mである。樹冠は小さくて不規則に開き、幹の長さの1/3〜1/2ぐらいである。葉は楕円形で長さ7〜10cm、幅3.5〜5cmで裏面に毛がある。葉柄は長さ8〜10mmで放射状の軟毛がある。皮は強くうねって深くて長いしわがある。内皮の下はしわがあり。繊維質で、色は黄色味より赤褐色で白味の条を伴っている。伐採した時は辺材から白い樹脂を浸出する。辺材は厚さ3〜6cmで、白色の心材とは区別が著しくなく、時々新材の時は紅色がかった条を伴うが、時間経過で淡黄色に変色する。木理通直、リボン模様は現われない。組織適度に粗く、材は非常に光沢あり、特別な味や臭いはない。乾燥加工共に容易、仕上りは非常に高級である。屋外での利用は耐久力ない。この材は製材は困難であるが、ロータリーでの丸剥ぎは非常に容易である。用途はホワイト・ラワンの用途に使用される。