ハードメイプル
Posted at.2008/09/29
学名 Acer saccharum カエデ科
主たる分布 北アメリカ東部
樹種解説 落葉樹。樹高30-36m。カナダの東部およびアメリカの中西部、北東部などを中心として分布、秋にはすばらしい紅葉を楽しませてくれる。メイプルシロップを採取する代表的な樹種で、日本ではサトウカエデと呼ばれている。心材と辺材の区別は明らかでない。心材は淡赤褐色で、辺材はややピンクがかった白色。肌目は精で、木理は通直重硬で強く、衝撃に対しても強い。収縮率はやや高く、乾燥は難しい。耐久性は低い。材によっては、木理が波状模様(ヴァイオリンもく)、鳥眼もくのがある。摩耗性あり。生立木の際に虫の害を受けて、木材のなかにピスフレッグという小さい濃色の傷害組織が点々と出ることが多い。用途は製材品、単板、床板(米国では大変好まれる樹種)、家具、箱、ボウリングのアレイ、靴型、器具柄、クラフト、ろくろ細工、ボウリングのピン、ダンスホールの床板。