○カリビアマツ
Posted at.2008/09/28
学名:Pinus caribaea
マツ科
産地分布
針葉樹。バハマ、キューバなど西インド諸島地域、ベリーズ、ホンジュラス、ニカラグア、グアテマラなどの中米地域に分布。世界各地に植栽。樹高30メートル、直径1メートルに達する。
木材の特徴
心材と辺材の色調差は明瞭で、心材は褐色、赤褐色などであるが、造林木の場合は樹齢が低いため、淡色である。造林木では年輪の境界は髄から10年輪程度までは明瞭ではない。肌目は粗で、木理は通直ないしやや交走。造林木の気乾密度は0.40〜0.67。乾燥は良好。保存性はややあるが、生材時に青変菌の害を受けやすい。機械および手加工は良好。釘および螺子接合は良好。接着は良好。造林木ではねじれ、狂いが出やすい。
一般的な用途
構造物、木工、床板、建具、杭、一般用合板、紙、パルプ。日本ではフィージー産が知られている。