クインズランドウォルナット
Posted at.2008/09/28
学名:Endiandra palmerstonii クスノキ科
産地分布:オーストラリアのクインズランド州の北部に分布。樹高40メートル、直径1.5メートルに達する。
木材の特徴:心材と辺材の色調差は明瞭。心材は、ほぼ褐色であるが、均一ではなく、部分的に濃淡、色の変化がある。ときに、濃黒褐色の縞を持つ。辺材は淡黄白色。肌目はやや粗。木理は通直あるいは波状(波状になった場合は装飾的価値を高める)。気乾密度は0.59〜0.76で、やや重硬。乾燥は遅く、欠点が出やすい。シリカを組織の中に含み、その量が多く、乾燥材の切削加工では、刃物の摩耗が早い。生材時、スライスあるいはロータリーベニヤ切削は可能。接着性は良好。蒸し曲げができる。心材の屋外での耐久性は低い。接着には問題はない。
一般的な用途:材面の装飾的な価値をいかして、化粧単板、家具、ろくろ細工。