アンブラナ
Posted at.2008/09/28
学名:Amburana cearenis マメ科
産地分布:ブラジルの乾燥地帯、アルゼンチンの北部、ペルーでの乾燥地帯に分布。樹高30メートル、直径0.9メートルになる。
木材の特徴:心材と辺材の色調差は不明瞭で、前者は淡色であるが、黄色、桃色、淡褐色、あるいは橙色など不均一。大気中に長く曝露すると褐色。辺材は灰色。材面にややロウ状の触感。肌目は粗で、木理は交錯。やや重硬で、気乾密度は0.60〜0.75。永続する甘いバニラ似の芳香(クマリンといわれている)。乾燥は、細かい木口割れを無視すれば、容易。切削加工は木理の乱れがないとかなり容易。生材の製材の際、材面が毛羽立つ。腐朽や虫害への抵抗性がある。寸度の安定性はよい。
一般的な用途:建築、木工、建具、床板、ボード、家具、化粧合板。