カメレレ
Posted at.2008/09/28
学名 Eucalyptus deglupta フトモモ科
主たる分布 ニューギニア
樹種解説 樹高70mに達する。早成樹で適地では5年で樹高20mに達する。数百種もあるユーカリ類のなかで、日本に輸入され、木材として最もよく知られている樹種である。また、造林が成功している樹種の一つ。また、成長が非常によく、十数年で直径が70cmを越えるものが少なくないので、熱帯アジアや太平洋地域などで造林されているユーカリ類のひとつである。アフリカでも試験造林されている。日本へは、パプァニユーギニア産の天然木が輸入され、また造林木からのチップがパルブ用に輸入されている。同国には、単一樹種で大量に入手出来る樹種が少なく、カメレレは比較的量がまとまって得られるので、同国から輸入される樹種の代表的なもののひとつである。ニユーギニア、インドネシア、フイリピンなどに分布する。ニューギニアでは、単一樹種で大量に入手出来る樹種が少なく、カメレレはその中で比較的大量に得られるので、ニューギニアの代表的樹種になっている。心材の色は淡赤褐色ないし赤褐色だが、辺材が桃色を帯びているので、辺材と心材との境界ははっきりしない。大径の天然木は、大きな空洞が多いので、歩留まりは低くなる。肌目はやや粗く、木理は通直なもの、やや交錯する。製材や機械加工は容易で、切断すると表面が毛羽立つことがあるが、研磨によって平滑な材面になる。釘打ちの強度はやや弱い。用途は天然木は家具用芯材、一般建築材、具、柱、器具材、梱包材、枕木、パレット、パルプ原料また合板用としても使われている。造林したものは大変成長がよく、個体によっては17.8年で、直径70cmを越えることさえあります。