糸鋸【イトノコ】
色々な切削工具の中でも、細かな曲線切りを得意とします。
刃が細く弾力性がある分、正確な直線切りには向きません。
糸鋸の刃(ブレード)は、木工用、金工用、プラスチック用とあるのでいろいろな素材のクラフトが楽しめます。
上記の写真は、かなり大きな糸鋸です。糸鋸は大きくなると、奥行きが長くなります。これだと長い材料も回して切り抜くことができます。重量もあるので、安定感もあります。
糸鋸は木屑が他の切削の電動工具に比べあまりでないので、サイズを選べば、お家でも楽しめる機械です。
−使い方−
定盤の上に材料をのせ、材料を動かし切っていきます。手の感覚が必要なので、使いこなすには、かなりの熟練度が必要になります。
紙に描いた絵を“貼ってはがせるスプレーのり”で貼って切り抜くこともできます。
自作の絵も木で切り抜くと違った良さが出たり、同じものを切り抜くときにはコピーができるのも便利でしょう。
では、実際に使ってみましょう。
開閉式の糸のこを使って、透かし彫りをしてみます。
開閉式の上を開けてます。材に開けた穴に糸のこの刃を通します。
上をとめて刃をはります。
材を回しながら切り進みます。
出来上がったら上を外して材をとりだします。
こちらが糸のこの刃です。
糸のこの刃はいろいろな種類がありますが、この2号と9号ですべてこなしています。
2号と9号の差は、2号はアサリがあり、9号にはアサリがありません。アサリがあると切り面が綺麗ではありませんが、抵抗がすくなく厚く堅いものものも切りやすいです。
アサリのない9号は、切り面が綺麗な反面、堅い木や厚い木を切ると、切り面がハの字にひらいてしまいます。
糸のこの注意点を一つ。
使っていないときの糸のこの刃は外しておいてください。バネがのびてしまいます。