トリマー/ルーター
面取りをする、溝をほるための道具です。
先端にビットをつけて、高速回転させることで削る、掘る、切ることができます。
先端に取り付けられたビットは毎分3万回転と、電動工具の中では最速。高速回転することで、滑らかで美しい切削ができます。
しかし、だからこそ万が一の時は大きな事故につながります。心して使用しましょう。
先端にビットをつけて、高速回転させることで削る、掘る、切ることができます。
トリマーに比べ、大型でパワーが強力。太いビット、大きなビットを使った加工が可能です。
−トリマーの使い方−
まずは刃物の取り替え方。
第一にすることが電源が入っていないか確認することです。
トリマーは一つ間違えると危険な道具ですので、十分注意しましょう。
ネジを緩めてガイドを外します。
次に付属のスパナを内側につけます。
次に外側に。
そして下に向けてグッと力をいれると、てこの原理で簡単にネジが緩みます。
ネジが緩んでも、そのままスッと刃物が抜けないときがあります。
これはちょっとしたコツなのですが、
トリマーのこの部分をコンコンと軽く叩いください。
たいがいの場合それで刃物がとれるはずです。
次の刃物を取り付けます。
目的の刃物を差し込んだら、内側にスパナをつけて
外すときとは逆の方向へおして締めます。
さて、トリマーの刃物ですが、大きく分けると2種類あります。
上の写真のように、ローラーの付いているものと付いていないものです。
まず、ローラーの付いているものはガイドを使用して使います。
こちらがガイド。
トリマーに取り付けるとこんな感じ。
トリマーは片手で操作できるデザインになっていますので、作業は片手でしっかり持って行います。
すると、このように溝を掘ることができます。
このガイドは刃物からの距離を調節することができるので、
先ほどのよりも刃物から離した位置に固定して作業すると
このように溝が掘れます。
次にローラー付きの刃物。
先ほどのローラー無しの刃物との違いは、ガイドを付けないこと。
この刃物を使うと、
このように材の角を加工できます。
一般に、このような角を加工することを「面を取る」といいます。
同じ刃物を使っても、刃を出す大きさを変えると、違った形の面が取れます。
トリマーやルーターので加工する場合の注意点としますと、なるべく同じスピードで加工してしまう、ということです。
何故なら同じところで刃物を回していると、材が焦げる場合があるからです。
この黒い焦げは、ペーパーなどでこすっても、なかなか取れないのでご注意ください。
こちら、ルーターはトリマーを大きくしたような感じの機械。できることも同じような感じで、トリマーより大きな作業ができます。
例えば、トリマーで溝を掘る場合、一度に掘ることの出来る深さはだいたい4ミリくらいです。8ミリの深さを掘ろうと思えば、まず4ミリの溝を掘って、その上からもう4ミリ掘らなければいけません。無理をして一度でたくさん掘ろうとすると、刃物が抵抗に負けて外れてきます。これはとても危険です。
トリマーだと一度で掘れないものも、ルーターだと一度で掘ることができる、そんなパワーの差がトリマーとルーターの大きな違いです。
トリマーとルーターの刃物の大きさの違い。
このような器具を使って、トリマーの刃物をルーターで使用することも可能です。
トリマーは、色々な治具を作って。使いこなせれば、様々なことができます。
また、ビットにはたくさんの種類があり、これを換えることで作業の幅が広がります。
ルーターは機械に重量があるため、フリーで動かすことは困難ですので、工具に付いている定規(ガイド)や治具を使って安定させて動かします。