鉋の使い方
一番重要なのはやはり腕です。
といっても、かけ方は人によって違うし、各々の癖もあります。
一概には言えませんが基本的な鉋のかけ方をご紹介します。
まず削り始める前に材の木目をみてください。必ず順目になるように!
・鉋をかけはじめる位置ですが、材より刃を前に出して下さい。
この時に注意してもらいたいのが、刃は台頭にはありません。
上からみたら頭らへんに刃があるように思いがちですが、実際はもっと中心近くにあります。
・右ききの人は右手で鉋の胴をつかみ、左手で台頭を押さえます。
初めは一気に削るのではなく、ちょびっとだけ削って刃の引っかかり具合をみて下さい。
・そのまま真っ直ぐ引きます。この時、腕の力だけで引くのではなく、体全体で引いて下さい。
もちろん腕の力も大事です。いろんな考え方がありますが・・・
「左手は上から押さえる力、右手は真っ直ぐ引く力」
という風なイメージで力を入れると均一に力を入れれるのではないでしょうか。
・かけ終わりはよく台尻が落ちてしまい、材も落ちてしまう事が多いです。
かけ終わりは心持ち左手に力をいれて引いて下さい。
全体をかけれたら反対面をかけます。
この時に注意して下さい!
このように前に回転させて下さい。
すると再び順目になります。
左図は厚すぎです。 右図はちょい厚です。
このくらいがちょうどいい刃の出具合でしょう。