鉋の合わせ方
(いろんな部所の名前がでてきます。わからない方は鉋の名称をご覧下さい)
鉋は、台、鉋身、裏金の三つからできています。
まずは鉋の外し方から・・・
・台頭の角を玄翁でたたくと鉋身が抜けます。(台頭の真ん中をたたくと台が割れる恐れがあるので、必ず角をたたいて下さい)
・鉋身を抜く時は必ず人差し指で裏金を抑えて下さい。でないと裏金が刃口から落ちてしまい、鉋身の刃が欠ける恐れがあります。
・たたいてて金属音がしてきたらもうはずれます。はずす時は押さえている人差し指をそのまま上にずらし、裏金をぬいてから鉋身をぬきます。
今度は鉋身をあわせていきます。
・台に鉋身をいれます。手で押し込んだ後、玄翁でたたき入れます。
銘がみえる方を上にしていれて下さい。
・刃口から刃先がでる手前くらいまでいれます。
・裏金をはめて台を片手でもち裏金だけを玄翁でたたく。
・図のように上端を自分にむけて刃口をのぞき込みながら合わせるとよくみえます。
写真ではわかりにくいですが、裏金はできるだけ鉋身と重なるようにあわせて下さい。
(鉋身より裏金がでるのはNGです。)
・裏金を合わせると鉋身の刃が必ずでてきます。
はを引っ込めては裏金をあわせ、図のように刃先の出具合をたしかめながら調節していきます。
・刃が斜めに出ている場合はこのように横からたたくと鉋身の出具合がかわります。
基本は刃口から髪の毛一本の太さの刃の出具合がいいといわれています。
個人mの力の差もありますが、はじめの方は「でてるのかでてないのかどっちやろう?」くらいがちょうどいいとおもいます。
鉋は難しいです。
台の調子、刃の研ぎ、刃の出し方、すべてが揃ってやっとここから技術が問われます。