彫刻刀 キワ刀(印刀)
数ある彫刻刀の中で一番よく使う彫刻刀です。
大抵の彫り方でまず「仕切る」ということから始めます。
その「仕切る」という作業に使われるのがこのキワ刀(印刀)です。
もちろん「仕切る」だけに使われるのではなく、刃全体を使って広い面を大きく削り取る場合や、刃先を利用して細かい作業の時など、様々な場面で活躍してくれます。
刃には表と裏があり、表は真っ平ら(左図)、裏には段がついています(右図)。
普通のキワ刀(印刀)は左に表面がありますが、右に表面がある「キワ刀左」というものもあります。用途によって使い分けて下さい。
サイズは小さいもので1mmから大きいもので24mmくらいが一般的です。
やはり刀身が小さいほどより細かい作業がしやすいです。
これは両刃印刀というキワ刀(印刀)で、左右兼用になっていますがあまり一般的には見ないです。